シリア大統領が米ワシントンDC訪問へ、建国以来初
シリアの国家元首がワシントンDCを公式訪問するのは初めてである。
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シリアのシャラア(Ahmed al-Sharaa)大統領が米ワシントンDCを訪問する見通しである。バラック(Tom Barrack)米担当特使が1日、明らかにした。
シリアの国家元首がワシントンDCを公式訪問するのは初めてである。
バラック氏はバーレーンで開催中の安全保障関連イベントで講演。記者団に対し、「この訪問で、うまくいけば、シリアが米国主導の対イスラム国(ISIS)連合に参加することのなるだろう」と語った。
ロイター通信は情報筋の話しとして、「シャラア氏は今後2週間以内に訪米する予定」と報じた。
国務省によると、シリア大統領がワシントンを公式訪問した前例はない。シャラア氏は9月の国連総会で演説している。
シリアのアサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
それ以来、シャラア氏が暫定政権を率いてきた。
トランプ政権はシャラア氏に対する1000万ドルの報奨金を解除。7月にはHTSの外国テロ組織指定を取り消した。
米欧はシリアへの制裁を段階的に緩和・解除している。
