▽ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、シリアとイラクで活動を活発化させ、多くの死傷者が出ている。
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シリアの治安部隊が北部アレッポ県にあるイスラム国(ISIS)の隠れ家を急襲し、3人を殺害した。内務省が17日、明らかにした。
それによると、治安部隊の隊員1人も死亡し、過激派4人を拘束したという。
治安部隊は武器、爆弾、治安部隊の記章のついた制服などを押収した。
ロイター通信は治安筋の話しとして、「部隊は4カ所をほぼ同じタイミングで襲撃し、10人を逮捕、過激派の1人は銃撃戦中に自爆した」と伝えている。
ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、シリアとイラクで活動を活発化させ、多くの死傷者が出ている。
ISISの元最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)は2014年にカリフ制を宣言したが、2019年にシリア北西部の米軍特殊部隊による攻撃で死亡した。
それ以来、シリア北部ではISISが拉致した人々の遺体や集団墓地が多数発見されている。
シリア当局は1月、ISISによるダマスカス郊外のシーア派教徒の集団巡礼地への攻撃を阻止し、メンバーを逮捕したと発表した。
ISISは先月、シリア東部でクルド人自治区の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」のメンバー5人を殺害した。