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シリア議会選挙、アサド政権崩壊後初、6000人の選挙人団が投票

当局は治安と政治的な理由により、南部スウェイダ県を含む3地域の投票を延期。直接選挙ではなく間接選挙を採用した。
2025年10月5日/シリア、首都ダマスカス、シャラア大統領(右)と選挙人団(AP通信)

シリアで5日、アサド政権崩壊後初となる議会選挙(一院制、定数210)が行われ、6000人の選挙人団が投票を行った。

投票は現地時間午前9時から始まり、各地域の選挙人、合計6000人が投票を行った。

選挙管理委員会によると、投票は滞りなく終了し、予備結果は5日夜に発表される見通しだ。

この投票で210議席のうち3分の2が決まり、残りはシャラア(Ahmed al-Sharaa)暫定大統領によって任命される。

選管は声明の中で、「最終結果を大統領に提出した後、残り3分の1が選出される予定である」と述べた。

また選管は「候補者は異議申し立てを行うこともできる」とした。

多くの有権者が選挙人団による投票の様子を見守った。

首都ダマスカスの市場で働く男性はAP通信の取材に対し、「次の選挙は直接選挙になることを望んでいる」と語った。

当局は治安と政治的な理由により、南部スウェイダ県を含む3地域の投票を延期。直接選挙ではなく間接選挙を採用した。

新議会は数十年にわたるアサド政権の政策の見直しや、外交政策、同盟関係を再構築することになるだろう。

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