◎ダマスカスの空港などは過去に何度もイスラエル軍の空爆を受けている。
2018年/シリア、首都ダマスカス、イスラエル軍のミサイル攻撃(Getty Images)

シリアの首都ダマスカスで13日未明、大きな爆発音が何度も響き渡った。国営シリア・アラブ通信(SANA)や現地のNGOが明らかにした。

SANAによると、アサド政権は声明を出しておらず、詳細は不明だという。

ダマスカスの空港などは過去に何度もイスラエル軍の空爆を受けている。

イギリスのNGO「シリア人権監視団」は13日、爆発はイランの支援を受ける民兵のロケット弾保管庫で起きたと報告。イスラエル軍の空爆かどうかは確認できないとした。

また同監視団はこの爆発で死傷者が出たかどうかは不明であると述べた。

最近イスラエルによる空爆が報告されたのは8月7日。SANAはダマスカス近郊へのミサイル攻撃で陸軍兵士少なくとも4人が死亡したと報じていた。

シリア人権監視団はこのミサイル攻撃について、「イランの支援を受ける民兵の拠点を狙ったもの」と報告している。

イスラエルは宿敵イランとつながりあるアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。

イスラエルはこの数年、ダマスカスと北部の都市アレッポにある国際空港を数十回空爆し、何度も機能停止に追い込んでいる。

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