◎事件は25日未明に発生。在イラン領事館のある地区で自動車に取り付けられていた爆弾が爆発した。
シリア、首都ダマスカス(Getty Images/AFP通信)

シリアの首都ダマスカスの西部地区で自動車に取り付けられた爆弾が爆発し、1人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が25日、明らかにした。

それによると、事件は25日未明に発生。在イラン領事館のある地区で自動車に取り付けられていた爆弾が爆発したという。

在イラン領事館は先月、イスラエル軍の空爆で破壊された。この攻撃により、イラン革命防衛隊(IRGC)の幹部2人とレバノンの過激派ヒズボラのメンバー1人を含む7人が死亡した。

SANAは自動車爆弾で死亡した1人の身元を明らかにしていない。この爆発で近くの車2台も全焼した。

イギリスのNGOシリア人権監視団は25日、この爆発で死亡したのは地元の男性とみられ、シリア軍の将校であることを示す身分証を携帯していたと明らかにした。

犯行声明を出した組織は確認されていない。

シリア内戦の犠牲者は50万~60万人と推定されている。被害の全容は明らかになっておらず、調査が進む目途も全く立っていない。

イスラム国(ISIS)の残党はアサド政権と東部地域で米国の支援を受けるクルド民兵への攻撃を繰り返している。

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