シリア、サウジアラビアと60億ドル相当の協定締結へ

両国は5月末、欧米諸国が対シリア制裁を緩和したことを受け、相互の利益のために経済協力を強化することで合意した。
シリア暫定政府のシャラア大統領(AP通信)

シリア暫定政府のムスタファ(Hamza al-Moustafa)情報相は23日、サウジアラビアと約60億ドル相当の44件の協定を締結すると明らかにした。

首都ダマスカスではこの日、サウジとシリアの投資会議が開催され、サウジのビジネスリーダーや政府高官が出席した。

ムスタファ氏は記者会見でサウジの投資を歓迎。「内戦からの復興を後押しする」と表明した。

両国は5月末、欧米諸国が対シリア制裁を緩和したことを受け、相互の利益のために経済協力を強化することで合意した。

EUはこの合意に先立ち、アサド政権時代に科した対シリア経済制裁を解除。米国も暫定政府・中央銀行・国有企業との取引を許可した。

これにより、アサド政権時代に科された制裁は緩和され、シリアへの投資が可能になった。

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