◎事故はイドリブ県西部の無舗装道路で発生。スクールバスが道を外れて川に転落した。
シリア、首都ダマスカス(Getty Images/AFP通信)

シリア北西部イドリブ県でスクールバスが川に転落し、少なくとも6人が死亡、20人以上が負傷した。救助ボランティア団体「ホワイト・ヘルメット(シリア民間防衛隊)」が6日、明らかにした。

それによると、事故はイドリブ県西部の無舗装道路で発生。スクールバスが道を外れて川に転落したという。

ホワイト・ヘルメットは声明で、「ボランティアと協力して生存者を捜索し、現場で6人の死亡を確認、20人以上を救助した」と明らかにした。

バスが転落した原因は明らかになっておらず、運転手の安否も不明。現場で撮影されたとみられる写真には険しい岩場とバスの残骸が写っていた。

イギリスのNGOシリア人権監視団は声明で、「このバスにはイドリブ県中心部のイスラム学校に通う生徒が乗っていた」と述べた。

イドリブ県は14年目に突入した内戦と昨年の大地震で壊滅的な打撃を受け、500万人以上が国内避難民として国連などの支援を受けている。

同県を支配する反体制派はアサド政権とロシア軍の勢いに押され、厳しい戦いを余儀なくされている。

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