◎ロシア軍は2月、核弾頭を搭載できる長距離爆撃機と最新の極超音速ミサイルをシリアに配備した。
シリアの国営メディアは25日、シリア軍の落下傘部隊がロシア軍の部隊と合同軍事演習を行ったと報じた。
国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、ロシア軍との演習は今月2回目。訓練の詳細やどこで行われたかなどは一切明らかにされていない。目的は様々な状況に対応できるよう訓練することだという。
ロシアはアサド(Bashar al-Assad)大統領を全面的に支持し、11年にわたる致命的な内戦を後押しし、多くの民間人虐殺に関与したと非難されている。
シリア内戦の犠牲者は40万人近くに達し、国土の大部分は廃墟と化し、人口の半数以上が避難民になり、数百万人が近隣諸国に逃亡した。
ロシアは2015年9月にシリアに軍事関与し、アサド軍に兵器を供与した。
両軍は今月初め、イスラエルの占領下に置かれるゴラン高原の端など、国内のさまざまな場所で訓練を行ったと伝えられている。
両軍はロシア・ウクライナ戦争開戦の1週間前にも訓練を実施している。またロシア軍は2月、核弾頭を搭載できる長距離爆撃機と最新の極超音速ミサイルをシリアに配備した。