◎シリアの国連常任代表を務めたサッバーグ氏が外相に就任した。
シリア、イスラム国との戦闘で荒廃した町と国旗(Getty Images)

シリアジャラリ(Mohammed Ghazi Jalali)新首相が閣僚を任命した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が23日に報じた。

それによると、シリアの国連常任代表を務めたサッバーグ(Bassam Sabbagh)氏が外相に就任したという。

7月の議会選で勝利した政府与党を率いるアサド(Bashar Assad)大統領は今月初め、ジャラリ氏に組閣を命じた。

主要省庁に変更はなく、国防相には空軍大将、内相にも軍の将校が選ばれた。

ジャラリ氏は2011年以来50万人近い死者を出しているシリア内戦の弾圧をめぐり、2014年10月からEUの制裁下にある。

アサド氏は前日、新政権発足に先立ち、殺人などの重罪を除く受刑者に恩赦を与えると発表していた。

アサド氏は過去数年間、同様の恩赦を実施している。

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