◎イスラエル軍はアサド大統領の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
2018年/シリア、首都ダマスカス、イスラエル軍のミサイル攻撃(Getty Images)

シリアの首都ダマスカスと北部アレッポの国際空港がイスラエル軍の空爆を受け、滑走路が使用不能になった。国営シリア・アラブ通信(SANA)が12日に報じた。

それによると、イスラエル軍は12日未明に両空港にミサイルを撃ち込んだという。負傷者はいなかったようだ。

イスラエルはSANAの報道に関するコメントを出していない。

イスラエル軍によるシリアへの空爆はパレスチナ・ガザ地区を実行支配するイスラム組織ハマスとの紛争が勃発して以来初。

ハマスを支援するイランの外相は13日にシリアを訪問する予定だ。

イスラエルはアサド政権を支援するイランとレバノンの過激派ヒズボラの武器輸送を阻止するためにシリアの空港や港を標的にしている。

イスラエル軍はアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。

ダマスカスとアレッポの国際空港をこの数年で数十回空爆を受け、何度も機能停止に追い込まれている。

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