◎イスラエルはアサド大統領の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、作戦を実行したと認めたことはほとんどない。
シリア、首都ダマスカス近郊、イスラエル軍の空爆で崩壊した建物(Getty Images)

シリア軍は20日、イスラエル軍が首都ダマスカス近郊を空爆し、兵士2人が負傷したと発表した。

軍報道官によると、ミサイル攻撃は20日早朝に行われ、防空部隊がミサイルの大半を撃墜したという。

また報道官は物的被害が報告されていると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

イスラエル軍は先月、少なくとも2回シリアを空爆している。中部ホムス県にある空軍基地に対する11月13日の空爆では兵士2人が死亡、3人が負傷した。

中部と沿岸部に対する11月19日の空爆では兵士少なくとも4人が死亡、1人が負傷したと伝えられている。

イスラエルはアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、作戦を実行したと認めたことはほとんどない。

しかし、イスラエル軍はアサド政権と緊密に連携しているレバノンのイスラム過激派組織ヒズボラや、イランとつながりのある複数の民兵を攻撃していることは一部認めている。

イスラエル軍は先週、イラクからシリアに向かっていた燃料輸送車が空爆を受け、少なくとも10人が死亡した事件にイスラエルが関与していると示唆した。この空爆は先月8日に行われた。

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