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▽シャラア氏の海外訪問はアサド政権の崩壊以来初。
2025年2月2日/サウジアラビア、首都リヤド、サルマン皇太子(右)とシリアのシャラア暫定大統領(AP通信)

シリアのアハマド・シャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)暫定大統領が2日、サウジアラビアの首都リヤドに到着した。

シャラア氏の海外訪問はアサド政権の崩壊以来初。シャラア氏は先週、大統領に就任した。

現地メディアによると、サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)がシャラア氏を出迎えた。

シャラア氏は2日間サウジアラビアに滞在し、両国間の懸案事項について協議する予定。

シャラア氏はアサド政権を打倒したタハリール・アルシャーム機構(HTS)の最高指導者であり、かつて国際テロ組織アルカイダに所属していたが、現在はアルカイダとの関係を否定している。

米国は最近までシャラア氏に1000万ドルの懸賞金をかけていたが、先月、米国の代表団がダマスカスを訪れ、面会した後、これを取りやめた。

シャラア氏は大統領として、新憲法が採択されるまで国を率いる。

サウジの国営テレビはシャラア氏がリヤドに到着したと大々的に報じている。

サウジは2011年の「アラブの春」が流血の弾圧に発展した後、反体制派に資金を提供したアラブ諸国のひとつである。

イランとロシアの支援を受けたアサド政権は10年以上に渡る内戦の末、崩壊。イランを除く多くのアラブ諸国が暫定政府への支援を表明している。

シャラア氏はイラン・ロシア寄りの政策を放棄し、国際協調を重視する姿勢を示している。

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