◎イスラエルは宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
シリア東部、イスラエル軍の空爆(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍がシリアの首都ダマスカス南方の民間施設を空爆し、2人が死亡、5人が負傷した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が4日に報じた。

それによると、空爆は4日の午後5時18分頃に確認され、ダマスカス南方の多数の民間施設が標的になったという。

シリア外務省はイスラエルを非難し、国連に対し、その責任を追及するよう求めた。

また同省は民間施設への空爆を戦争犯罪と糾弾し、イスラエルの侵略を阻止するための緊急行動と確固たる措置を取るよう要請した。

イスラエル軍はコメントを出していない。

イスラエルは宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。

空爆の標的はアサド軍かイランの支援を受ける勢力であることが多い。イランはレバノンの過激派ヒズボラに武器を送る際、シリアを中継地として利用している。

報道によると、イスラエルのジェット機はダマスカスの軟腐約10キロに位置する地区を少なくとも3回空爆したという。

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