シリア自爆テロ、死者25人に、テロリストが発砲後に自爆
テロは22日に発生。テロリストが日曜礼拝で混雑する教会に入り、礼拝者に向けて発砲した後、爆弾ベストを起爆した。
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シリア・ダマスカス郊外の教会で発生した自爆テロについて、国営シリア・アラブ通信(SANA)は23日、死者数が25人に増加し、63人が病院で手当てを受けていると報じた。
テロは22日に発生。テロリストが日曜礼拝で混雑する教会に入り、礼拝者に向けて発砲した後、爆弾ベストを起爆した。
犯行声明を出した組織は確認されていないが、イスラム国(ISIS)系組織に疑惑の目が向けられている。
このような自爆テロがダマスカスで発生したのは数年ぶり。昨年末にアサド政権が崩壊して以来初である。
SANAは保健省の声明を引用し、「これまでに25人の死亡を確認し、63人が負傷、そのうち何人かは重体である」と報じた。
AP通信によると、教会内には当時、約350人の礼拝者がいたという。
米国、EU、中東の各国政府がこのテロを非難した。
暫定政府はISISが関与していると指摘した。
シャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)暫定大統領が復興に向けた取り組みを進める中、この自爆テロで過激派が国内に潜伏していることが明らかになった。