◎19人は不法侵入罪と公務執行妨害で起訴される見通し。
スウェーデン警察が7日、首都ストックホルムのスウェーデン王立科学アカデミーの校内に立てこもった親パレスチナ派の活動家19人を逮捕した。
現地メディアによると、警察は学生棟3階の一室に立てこもった19人を説得し、校外に連れ出した。
欧米諸国ではイスラエルへの圧力が高まっており、複数の大学で同様の占拠事件が起きている。
ガザの保健当局によると、イスラエル軍が6日にガザ中心部の学校を空爆し、12人の女性と子供を含む33人が死亡したという。
イスラエルは民間人の被害を抑える措置を講じたうえで、ハマスの隠れ家を空爆したと主張している。
スウェーデンの活動家たちは7日の正午前、科学アカデミーの学生棟の入り口にイスとテーブルでバリケードを設置。インスタグラムに声明を投稿し、イスラエルに圧力をかけるよう政府に求めた。
同校はスウェーデン最大の技術・教育・研究機関である。
同校では先週にも親パレスチナ派が校外で無許可の抗議デモを行い、数人が一時拘束されていた。
地元メディアによると、逮捕された19人は不法侵入罪と公務執行妨害で起訴される見通し。