◎ソーシャルメディアで共有された動画には爆発物処理班とみられる警察官が土嚢袋を運ぶ様子が映っていた。
スウェーデン警察は1月31日、首都ストックホルムの在イスラエル大使館前で発見された「危険物」を除去したと発表した。
地元メディアによると、同大使館周辺に特殊部隊が配備され、爆発物とみられる危険物は無事除去されたという。
ストックホルム警察の担当官は公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)の取材に対し、「危険物の詳細は判明次第、公表する予定だ」と語った。
AFP通信によると、大使館の職員が31日の現地時間13時10分に「正体不明のデバイス」を発見し、警察に通報したという。
SVTは担当官の話しとして、「爆発物処理班が現場で危険物を評価し、破壊することを決めた」と報じた。
クリステション(Ulf Kristersson)首相は声明を発表。「事態は非常に深刻であり、安全保障局が調査を進めている」と述べた。
またクリステション氏は警察がイスラエルの在外公館とユダヤ人関連施設の監視を強化したと明らかにした。
SVTによると、爆発物処理班は必要な措置を講じたうえで、危険物を「解体」したという。別のメディアは情報筋の話しとして、「危険物は手榴弾であった」と伝えている。
ソーシャルメディアで共有された動画には爆発物処理班とみられる警察官が土嚢袋を運ぶ様子が映っていた。