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▽空爆とみられる爆発は28日未明から始まり、サヌアとその周辺地域で少なくとも19回、大きな爆発音が聞こえたという。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシの戦闘員(Getty Images)

イエメンの首都サヌアと周辺地域で大きな爆発が確認された。現地メディアが28日に報じた。

それによると、空爆とみられる爆発は28日未明から始まり、サヌアとその周辺地域で少なくとも19回、大きな爆発音が聞こえたという。

米中央軍(CENTCOM)はコメントを出していない。

米軍は3月15日に親イラン武装組織フーシ派への攻撃を開始して以来、サヌアや紅海に面する港湾都市ホデイダなどを複数回空爆。フーシ派はこれまでに57人が死亡したと報告している。

AP通信によると、トランプ政権の最新の攻撃は前政権より広範囲に及んでいるとみられる。

フーシ派は国営メディアを通じて声明を出し、サヌアへの攻撃で少なくとも7人が負傷したと明らかにした。

それによると、ホデイダやマーリブなど、他の4地域でも被害が確認されたという。

フーシ派はサヌアの国際空港が標的になったと報告したが、それ以外の標的には言及しなかった。

サヌアの近隣地域には軍や情報機関の拠点があり、民間人の居住区も多い。

フーシ派は今月、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ(Donald Trump)米大統領はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始したと明らかにした。

イエメンの大部分を支配するフーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

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