▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午後の時点で5万1439人、負傷者は11万7416人となっている。
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イスラエル軍が25日、パレスチナ・ガザ地区全域を空爆し、過去24時間で少なくとも45人が死亡、150人以上が負傷した。保健当局が明らかにした。
それによると、南部ハンユニスでは複数の建物が全壊し、大勢が瓦礫の下敷きになったという。
ガザ市では難民キャンプに爆弾が落ち、子供や女性を含む大勢が死傷した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午後の時点で5万1439人、負傷者は11万7416人となっている。
イスラエル軍が3月18日に空爆を再開して以来、2100人近くのパレスチナ人が死亡、5000人以上が負傷し、50万人近くが強制退去を余儀なくされた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は25日、イスラエルが「兵糧攻め」を50日以上続け、人為的に大飢饉を引き起こそうとしていると非難した。
イスラエルは3月初めにガザ国境を封鎖。それ以来、物資の搬入は完全に滞っている。
この結果、地区内のパン屋は全て閉鎖。負傷者の治療に必要な医薬品の大半が枯渇する事態となっている。国連は「未曽有の大飢饉」が迫っているとして、イスラエルに封鎖を解除するよう呼びかけてきた。
UNRWAは前日、人道支援物資を積んだ3000台のトラックがガザに入るのを待っていると明らかにしていた。
国連世界食糧計画(WFP)は25日、ガザ地区内に蓄えていた食糧が底をついたと発表。イスラエルに対し、国境を解放し、ありったけの物資をガザに投入するよう呼びかけた。
UNRWAもWFPの報告を念頭に、「イスラエルが政治的な理由で飢餓を引き起こし、パレスチナ人を飢え死にさせようとしている」と非難した。
またUNRWAはガザの現状を「飢餓地獄」と評し、イスラエルとハマスに武器を置くよう促した。