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スペイン外務省が駐イスラエル大使を召喚、首相発言受け

ネタニヤフ氏は11日にX(旧ツイッター)を更新。スペインのサンチェス首相がイスラエルを虐殺しようとしていると非難した。
スペインのサンチェス首相(Getty Images)

スペイン外務省は12日、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相によるスペインに関する最近の発言を受け、駐イスラエル大使を召喚した。

それによると、アルバレス(José Manuel Albares)外相は駐イスラエル大使を召喚し、「イスラエル首相官邸による虚偽かつ中傷的な発言を断固として拒否する」と伝えたという。

ネタニヤフ氏は11日にX(旧ツイッター)を更新。スペインのサンチェス(Pedro Sánchez)首相がイスラエルを虐殺しようとしていると非難した。

これはサンチェス氏が8日に発表した、イスラエル向け武器・燃料供給に対する新たな措置に言及したものだ。

サンチェス氏はこの措置について、「スペインには核爆弾も空母も大規模な石油備蓄もなく、イスラエルに”ジェノサイド”を止めるよう圧力をかける手段がない」と述べていた。

イスラエルはパレスチナ・ガザ地区への侵攻がジェノサイド(集団殺害)に当たるという主張を強く否定している。

国際司法裁判所(ICJ)では南アフリカがジェノサイドを根拠にイスラエルを提訴、国際刑事裁判所(ICC)も捜査を行っている。

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