サウジアラビア、メッカに礼拝スペース90万カ所追加へ、プロジェクト開始
プロジェクトの施工業者によると、これは「キング・サルマン・ゲート」と名付けられ、大モスクへのアクセスを改善するもの。
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サウジアラビアのサルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)は15
日、メッカの大モスクに隣接して、屋内および屋外の礼拝スペースを約90万カ所追加する開発プロジェクトを開始した。国営メディアが15日に報じた。
プロジェクトの施工業者によると、これは「キング・サルマン・ゲート」と名付けられ、大モスクへのアクセスを改善するもの。費用や完成時期など、詳細については明らかにしていない。
メッカの大モスクはイスラム教で最も神聖かつ最大のモスクであり、毎年数百万人が巡礼に訪れる。
サウジは「ビジョン2030」と呼ばれる経済変革計画を推進中であり、観光やインフラなどの分野に数十億ドルを投入することで石油依存からの脱却を図っている。
ハッジはサウジ経済において極めて重要な役割を担っており、同国は2030年までにハッジと年間を通じた巡礼(ウムラ)の参加者数を年間3000万人とする目標を掲げている。
ハッジはイスラム教徒にとって、「一生に一度は行わなければならない人生の義務」である。
巡礼者たちは1400年前に預言者ムハンマドが歩いた道を数日かけて巡礼し、神に近づくことを目的とする儀式を行う。2026年の期間は5月24日~29日だ。