▽ネタニヤフ氏は先週、地元テレビ局のインタビューで「メディアは私がパレスチナ国家をサウジ国家と言い間違えたと報じたが、それは誤りである」と語った。
サウジアラビア政府は9日、イスラエルのネタニヤフ（Benjamin Netanyahu）首相が「サウジ領内にパレスチナ国家を建設しよう」と提案したことを非難した。
サウジ外務省は声明で、「ネタニヤフ首相はイスラエルがパレスチナ・ガザ地区で続けている民族浄化を含む犯罪から注意をそらすために、適当は発言を繰り返している」と述べた。
また同省は「我が国はパレスチナの人々が自分たちの土地に対する権利を持っていることや、そこにパレスチナ国家を建設するという人々の願いにコミットしている」とした。
ネタニヤフ氏は先週、地元テレビ局のインタビューで「メディアは私がパレスチナ国家をサウジ国家と言い間違えたと報じたが、それは誤りである」と語った。
「私は言い間違えていません。サウジ国民はサウジ領内にパレスチナ国家を作ることができます。これは素晴らしいことだ...」
右派のコメンテーターはこの案を「素晴らしいアイデア」と称賛した。
カタール、ヨルダン、アラブ首長国連邦、クウェートなどからなる湾岸協力会議（GCC）はこのやりとりに猛反発し、怒りの反応を引き出した。
トランプ（Donald Trump）米大統領は先週、ネタニヤフ氏との共同会見でガザ地区を米国主導で「再開発」し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意があると表明した。
