イスラエル政府、アラブ諸国代表団のヨルダン川西岸への立ち入り拒否

代表団はラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する予定であった。
パレスチナ自治区、ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地(Getty Images/AFP通信)

サウジアラビアのファルハン(Faisal bin Farhan)外相は1日、イスラエル政府がアラブ諸国の政府高官からなる代表団のパレスチナ・ヨルダン川西岸地区への入域を拒否したことについて、「過激主義と平和拒否を露呈している」と非難した。

ファルハン氏はバーレーン外相との共同記者会見でこの問題に言及。代表団はラマラでパレスチナ自治政府のアッバス(Mahmoud Abbas)議長と会談する予定であった。

ファルハン氏は「イスラエルが代表団の立ち入りを拒否したことは、その過激主義と平和的な解決への真剣な試みを拒否する姿勢を体現し確認するものである」と非難した。

またファルハン氏はパレスチナ国家の建設というパレスチナ人の悲願を達成するために、必要な外交努力を続けると表明した。

イスラエル政府は5月31日、代表団がヨルダン川西岸で1日に予定している会議を許可しないと発表した。

この会議にはヨルダン、エジプト、サウジ、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の閣僚が参加する予定であった。

ロイター通信はイスラエル当局者の話しとして、「閣僚たちは挑発的な会議に参加し、パレスチナ国家の建設を促進する議論を行う予定だった」と報じた。

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