▽アラブ諸国はトランプ米大統領が提案しているガザ再開発プロジェクトに対抗するため、戦後復興計画を策定することで一致している。
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サウジアラビアのサルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)が湾岸諸国、エジプト、ヨルダンの首脳を首都リヤドに招待し、21日に会合を開く予定である。サウジ国営通信(SPA)が20日に報じた。
アラブ諸国はトランプ(Donald Trump)米大統領が提案しているガザ再開発プロジェクトに対抗するため、戦後復興計画を策定することで一致している。
トランプ氏はガザ地区を米国主導で再開発し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意があると表明。湾岸諸国の反発に直面している。
またトランプ氏はガザを「中東のリビエラ(イタリア北西部の地中海に面する海岸、世界的な観光・保養地)にする」と提案する一方、パレスチナ人の帰還は許さないと主張している。
SPAによると、21日の会合は非公開で行われ、「緊密な枠組み」に基づく内容になるという。
SPAはサウジ政府高官の話しとして、「アラブの共通行動とそれに関する決定については、兄弟関係にあるエジプトで開催される予定のアラブ連盟(Arab League)首脳会議の議題にもなるだろう」と報じた。
トランプ氏はエジプトとヨルダンに対し、ガザのパレスチナ人を受け入れるよう求めているが、両国はこれを拒否している。