サウジアラビア当局がジャーナリストの死刑執行
サウジは世界で最も多く死刑を執行している国のひとつであり、殺人や麻薬犯罪に厳しく、多くの外国人が死刑に処されている。
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サウジアラビア政府が2018年に逮捕され、テロリズムと国家反逆罪で有罪判決を受けた著名なジャーナリストの死刑を執行した。現地メディアが15日に報じた。
人権団体はジャーナリストに対する容疑を「でっち上げ」と主張している。
国営メディアによると、40代の男性ジャーナリストの刑は14日に執行されたという。
当局は2018年に男性の自宅を家宅捜索、逮捕し、携帯電話などを押収した。裁判の場所や期間については不明である。
米ニューヨークに拠点を置く国際報道NPO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、サウジ当局は男性がX(旧ツイッター)アカウントを通じてサウジ王室に対する腐敗嫌疑を提起したと主張している。
男性は武装勢力に関する複数のコメントを投稿したとも伝えられている。
CPJは死刑執行を非難し、2018年にイスタンブールのサウジアラビア総領事館でワシントン・ポストのコラムニスト、カショギ(Jamal Khashoggi)氏が殺害された事件後の責任追及の欠如が、当局におけるジャーナリストの迫害を継続させる要因になっていると指摘した。
サウジは世界で最も多く死刑を執行している国のひとつであり、殺人や麻薬犯罪に厳しく、多くの外国人が死刑に処されている。
人権団体は斬首や集団処刑などの死刑方法についてサウジ当局を批判している。当局は他国への警告として、斬首した死刑囚の頭部と胴体を公共の場にさらしたことがある。
サウジ当局は昨年、330人の死刑を執行した。