◎イスラエル軍は「ロケット弾の迎撃に失敗した」と声明を出した。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエル・テルアビブに向けてロケット弾を発射し、ガラスが割れるなどして16人が軽傷を負った。イスラエル軍が21日、明らかにした。
現地メディアによると、21日の午前4時前に空襲警報が鳴ったという。
イスラエル軍は「ロケット弾の迎撃に失敗した」と声明を出した。
フーシ派は声明で、「今週のイスラエルによる空爆の報復としてミサイル攻撃を行い、テルアビブの軍事目標を破壊した」と主張した。
イスラエル軍は19日にイエメンの首都サヌアとホデイダの港を空爆、少なくとも9人が死亡した。この空爆はフーシ派によるミサイル攻撃への報復であった。フーシ派は19日にイスラエル中部の軍事施設をドローンで攻撃したと主張している。
イスラエル軍によると、フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエルに向けて200発以上のミサイルやドローンを発射したという。
国連はイスラエルによる19日の空爆について、ホデイダの港にかなりの被害をもたらしたと報告している。
ホデイダは内戦下のイエメンに食料を輸送する拠点となっている。