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ハマス、人質でない3人の遺体をイスラエルに返還=報道

赤十字国際委員会(ICRC)は10月31日遅く、イスラエル側に引き渡される3人の遺体の移送を支援したと発表した。
2025年8月9日/イスラエル、テルアビブ市内、ガザ紛争の即時終結と人質の解放を求めるデモ(AP通信)

イスラエルのメディアは1日、イスラム組織ハマスが人質ではない遺体をイスラエル側に返還したと報じた。

イスラエルは10月31日にパレスチナ人30人の遺体を返還。ハマスはこの前日、人質2人の遺体をイスラエル側に引き渡していた。

赤十字国際委員会(ICRC)は10月31日遅く、イスラエル側に引き渡される3人の遺体の移送を支援したと発表した。

イスラエルメディアはその後、当局が3人のDNA鑑定を行ったところ、既知の人質と一致しないことが明らかになったと報じた。

イスラエル政府はこの3人に関するコメントを出していない。

ハマスは1日の声明で、引き渡し前に3人の検体をイスラエル側に鑑定用として提供したと表明。イスラエル側はこれを拒否、遺体の引き渡しを要求し、ハマスは後にこの条件を受け入れたという。

停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。

ハマスはこれまでに17人の遺体を返還。残り11人の捜索を続けているものとみられる。

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