◎カタール航空は声明で、「少数の乗客と乗務員が飛行中に軽傷を負い、現在治療を受けている」と明らかにした。
ドーハ発ダブリン行きのカタール航空機が乱気流に遭遇し、乗客乗員12人が負傷した。ダブリンの空港当局が26日、明らかにした。
ダブリン空港は声明で、「カタール航空017便(ボーイング787ドリームライナー)は26日午後1時前に予定通り着陸した」と述べた。
それによると、負傷した12人のうち8人が病院に搬送されたという。
空港当局は乗客乗員全員にケガの有無を確認。負傷した12人にも話しを聞いたとしている。いずれも命に別条はないとしている。
乗客の男性はアイルランド放送協会(RTE)の取材に対し、「数人が天井にぶつかり、食べ物や飲み物があちこちに飛んでいくところを見た」と語った。
別の女性はRTEに「何人かの客室乗務員も顔などにケガを負い、氷で負傷した箇所を冷やしながら乗務に当たっていた」と述べた。
カタール航空は声明で、「少数の乗客と乗務員が飛行中に軽傷を負い、現在治療を受けている」と明らかにした。
また同社は「当時の状況を確認中であり、機長と副機長から話を聞いている」と述べた。
英ロンドン発シンガポール行きの旅客機は先週、目的地近くで激しい乱気流に見舞われ、タイ・バンコク国際空港に緊急着陸。73歳の英国人男性が死亡、数十人が重軽傷を負った。