◎国連によると、ガザ南部ラファの避難民数は推定140万人。数十万人がテントキャンプで戦闘が治まるのを待っている。
イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区南部ラファへの地上侵攻に抗議する集会や行進が世界各地で行われ、数万人が参加した。
スペインの首都マドリードでは17日、数千人がパレスチナの国旗を掲げて市内を行進し、米国に停戦を仲介するよう求めた。
行進に参加したパレスチナ移民は地元テレビ局の取材に対し、「この虐殺を止めることができるのは米国だけだ」と訴えた。「バイデン政権はイスラエルへの武器供与を即停止し、攻撃をやめるよう命じてください...」
群集は市中心部の駅から首相府近くの広場まで行進。「パレスチナに自由を」とシュプレヒコールを上げた。
地元メディアによると、サンチェス政権の閣僚少なくとも6人と野党議員も行進に参加したという。
記者団の取材に応じた野党議員のひとりは「即時停戦を求め続けることが重要だ」と語った。
イギリス・ロンドンでも親パレスチナ集会が開かれ、数万人が参加した。デモを主催した団体は約25万人が集まったと発表している。
イスラエル軍はラファへの地上作戦でイスラム組織ハマスの拠点を一掃すると宣言。一斉攻撃の準備を進めているものとみられる。
国連によると、ラファの避難民数は推定140万人。数十万人がテントキャンプで戦闘が治まるのを待っている。
フランス、ドイツ、オランダ、アフリカ、中東諸国でも数万人規模の集会が開かれている。