パレスチナ武装勢力、人質1人の遺体をイスラエルに返還、残り6人
ハマスはこれまでに22人の遺体を返還。残り6人の捜索を続けているものとみられる。
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パレスチナ・ガザ地区のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」が7日、イスラエルとハマスの停戦合意に基づき、人質の遺体をイスラエル側に返還した。
イスラエル政府は声明で、「人質の遺体を収めた棺が赤十字を通じてガザ地区のイスラエル治安部隊に引き渡され、身元確認を進めている」と明らかにした。
イスラム聖戦はハマスと協力関係にある武装勢力で、戦争の引き金となった23年10月7日の攻撃時にも人質を拘束していた。
イスラム聖戦は人質の遺体について、南部ハンユニス市内で発見したと説明している。
トランプ米政権が仲介した停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
ハマスはこれまでに22人の遺体を返還。残り6人の捜索を続けているものとみられる。
イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。23年10月の戦争開始以降に殺害したパレスチナ人285人の遺体を引き渡した。
イスラエルは全ての遺体と引き換えに、360人の遺体を返還すると約束している。
