▽ヨルダン川西岸では現在、自治政府の治安部隊による対テロ作戦が行われている。
パレスチナ自治政府がヨルダン川西岸地区におけるカタールの衛星テレビ局アルジャジーラの放送を停止した。パレスチナ通信(WAFA)が1日に報じた。
それによると、政府はアルジャジーラが同国内で扇動的な内容や、人を欺き、争いをあおるような番組を放送したとして、業務停止を命じたという。
アルジャジーラはコメントを出していない。
ヨルダン川西岸では現在、自治政府の治安部隊による対テロ作戦が行われている。アルジャジーラは今週、前与党ファタハが作戦を指示し、各地で武装集団との戦闘が起きていると報じた。
ファタハは12月24日、アルジャジーラが分断を煽っていると非難し、市民に対し、アルジャジーラの取材に応じたり、ニュースを見ないよう呼びかけた。
アルジャジーラはこれに対し、ファタハを非難。「ヨルダン川西岸で起きていると戦闘を隠ぺいをしようとしている」と述べた。
ファタハの治安部隊はヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプで対テロ作戦を実施中。多くの市民がこれに不満を示し、一部はイスラエルの占領を助けていると批判している。