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パレスチナ自治政府、トランプ氏のガザ和平努力支援へ

トランプ米大統領とエジプトのシシ大統領は13日にシャルムエルシェイクでガザ和平サミットを主催する予定だ。
2025年9月29日/米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相(AP通信)

パレスチナ自治政府は12日、ガザ地区の停戦を確立し、再建を開始するためのトランプ(Donald Trump)米大統領とブレア(Tony Blair)元英国首相の努力に協力する用意があると表明した。

パレスチナ解放機構(PLO)のアル・シェイク(Hussein al-Sheikh)副代表はブレア氏と会談し、ガザの状況について話し合い、ガザ紛争を終わらせ、この地域に永続的な平和をもたらすというトランプ和平計画について協議したとX(旧ツイッター)に投稿した。

またアル・シェイク氏は「PLOはトランプ大統領、ブレア元首相、関係パートナーと協力し、停戦の確立、支援物資の搬入、人質・囚人の解放を実現し、その後、復興・再建に着手する用意があることを伝えた」と記した。

トランプ氏とエジプトのシシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領は13日にシャルムエルシェイクでガザ和平サミットを主催する予定だ。

これにはフランス、イギリス、カナダ、イタリアなど、20カ国以上の首脳が参加する。国連事務総長も参加を表明した。

トランプ計画はイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区に拠点を置き、アッバス(Mahmoud Abbas)議長が率いるパレスチナ自治政府が改革を完了したうえで、最終的にガザを統治するという見通しを示している。アッバス氏は2007年にイスラム組織ハマスにガザ地区を奪われた。

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