◎遺体は軍用機で移送された。
イラン中部ヤズド州のバス事故で亡くなったパキスタン人28人の遺体が南部シンド州に移送され、地域指導者や当局者が合同葬儀を行った。現地メディアが24日に報じた。
それによると、犠牲者たちは合同葬儀後、遺族に引き渡され、各地の墓地に埋葬されたという。
遺体は軍用機で移送された。
事故はイラン中部ヤズド州で20日夜に発生。バスが猛スピードで道路を外れて未舗装の土地に突っ込み、ひっくり返った。現場は首都テヘランの南東約500キロに位置する市郊外の道路。
バスはシンド州からイラクの巡礼地に向かっていた。乗車していた51人(運転手含む)は全員シンド州出身であった。
事故の原因は明らかになっていない。運転手を含む28人が死亡、23人が負傷し、うち14人が重傷と伝えられている。
この事故で息子を失った父親は記者団に対し、「息子は事故の数分前、バスのブレーキが故障し、暴走していると私にメッセージを送っていた」と語った。
国営イラン通信(IRNA)も当局者の話しとして、「バスのブレーキが故障したという情報があり、生存者から話を聞いている」と伝えていた。