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▽パキスタンの国境警備隊は2月21日にトルカムを閉鎖した。理由は明らかにしていない。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州のトルカム国境検問所(Getty Images)

アフガニスタンとパキスタンを結ぶトルカム国境検問所が1カ月ぶりに運用を再開した。パキスタン当局が19日、明らかにした。

トルカム国境検問所はアフガンとパキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州を結ぶ交易の要衝であり、毎日何千人もの市民、多くの物資が行き来している。

パキスタンの国境警備隊は2月21日にトルカムを閉鎖した。理由は明らかにしていない。

パキスタン最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)はトルカムの国境警備隊を定期的に攻撃、自爆テロを行うこともある。

地元メディアによると、パキスタン当局は近年、国境フェンスの補修や治安部隊同士の衝突を理由に、何度もトルカムを閉鎖している。

パキスタン・アフガン合同商工会議所の理事はAP通信の取材に対し、「2国間貿易の再開を歓迎する」と語った。

また理事は「今週中に市民の往来も許可されることを願っている」と述べた。

パキスタンでビジネスを行っている男性は地元テレビ局のインタビューで、「トルカムの閉鎖で数百万ドルの損失が生じた」と語った。「再開を促進した地元の酋長にありがとうと言いたいです...」

カイバル・パクトゥンクワ州では近年テロが多発。その多くにTTPが関与している。

TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。

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