◎在パキスタン・アフガン大使館によると、子供97人と女性54人を含む524人が7日付けで釈放されたという。
アフガニスタンの亡命希望者(Getty Images)

アフガニスタン当局は7日、子供と女性を含むアフガン難民524人がパキスタン南部カラチの刑務所から釈放されたと発表した。

パキスタン警察は先月、複数の捜査で有効な旅券を持たずにカラチに入ったアフガン難民少なくとも1200人を拘束していた。

この逮捕劇後、拘束された子供の写真がインターネットで拡散し、アフガン国内から怒りの声が上がった。

在パキスタン・アフガン大使館によると、子供97人と女性54人を含む524人が7日付けで釈放されたという。

同大使館がツイッターに投稿した動画には、刑務所の正門近くで解放を待つ子供や女性の姿が映っていた。

1979年の旧ソ連による軍事介入後、数百万のアフガン人がパキスタンに逃れ、世界最大の難民集団が生まれた。

それ以来、パキスタンはアフガン人を受け入れ、国連や地元管理当局への登録を促し、強制送還を何とか回避してきた。

国連が最近行った調査によると、推定130万人のアフガン難民がパキスタンに居住しているという。

パキスタンの国家人権委員会は昨年公表したレポートで、「2021年8月のタリバンによる政権奪取以来、多くのアフガン人が迫害から逃れ、医療援助や仕事を求めてパキスタンに逃げ込み、その数は日を追うごとに増加している」と報告した。

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