シリア北部で爆発、1人死亡、ドローンが爆弾投下か=国営メディア
正体不明のドローンが爆弾を投下したとみられ、通行中の車両が巻き込まれた。
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シリア北部アレッポ県の空港に続く道路で爆発があり、少なくとも1人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が4日に報じた。
それによると、正体不明のドローンが爆弾を投下したとみられ、通行中の車両が巻き込まれたという。
SANAは治安筋の話しとして、「この攻撃により1人が死亡した」と報じた。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、暫定政府と地元当局もコメントを出していない。
首都ダマスカス中心部の地区でも3日、IED(即席爆発装置)とみられる爆弾が爆発し、当局が捜査を進めている。死傷者の情報はない。
暫定政府は少数民族やクルド系武装勢力などと協議を進め、治安の改善に努めている。昨年末にアサド政権が崩壊して以来、約85万人のシリア難民が近隣諸国から帰国した
暫定政府は周辺国および西側諸国との関係を改善。経済制裁も緩和された。
しかし、今年3月には沿岸地域でアサド氏を支持するアラウィー派を標的とする宗派間抗争が発生。7月には南部スウェイダ県でアラブ遊牧民ベドウィンの武装勢力と地元のドルーズ派の治安部隊が衝突し、数千人が殺害された。