イラクモール火災、63人死亡、犠牲者の身元確認中
火事は16日の夜遅くに発生。63人が死亡した。
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イラク・ワシト州のショッピングセンターで発生した火災について、当局が犠牲者の身元確認を進めている。
火事は16日の夜遅くに発生。63人が死亡した。このモールは5階建てで、1週間前にオープンしたばかりであった。
AP通信は当局者の話しとして、「63人のうち18人の身元を特定できず、DNA検査を行う予定である」と報じた。
地元メディアによると、このモールにはレストラン、店舗、スーパーマーケットなどが入っていた。
消防は16日の夜遅くに2階の香水と化粧品を販売するエリアから出火したとみている。
消防士たちは煙が充満する中、45人を救助した。警察によると、犠牲者の大多数が上階に閉じ込められていたと述べた。
出火原因は調査中。ワシト州知事は建物の所有者が火災安全対策を実施しておらず、必要な許可も申請していなかったと非難した。
同州議会は17日、建物の安全検査を実施するための委員会を立ち上げ、調査が完了するまでこのモールの建設許可を出した市長と労働安全局長を停職処分にすることを決議した。
地元メディアによると、モールの所有者とその家族も火災に巻き込まれて死亡したという。