◎オートバイに取り付けられた爆弾が治安部隊の車列の通過に合わせて爆発した。
アフガニスタン、ケシ畑を調べる警察官(AP通信)

アフガニスタン北東部バダフシャン州で爆弾テロがあり、警察官少なくとも3人が死亡した。タリバン暫定政権が8日、明らかにした。

それによると、現場はバダフシャン州ファイザバードの中心部。オートバイに取り付けられた爆弾が治安部隊の車列の通過に合わせて爆発したという。

この待ち伏せ攻撃で警察官3人が死亡、5人が負傷した。

内務省の報道官によると、治安部隊はバダフシャン州の郊外にあるケシ畑に向かっていたという。

犯行声明を出した組織は確認されていない。

バダフシャン州では数日前、タリバンのケシ撲滅キャンペーンに抗議する激しい抗議デモが発生。この事態を受け、政府高官がケシ農家の代表らと協議することが決まった。

タリバンのムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は声明で、「バダフシャン州の農家の不満を理解しており、その多くがケシ撲滅を支持している」と主張した。

同州では先週、ケシ撲滅に抗議する農家の男性が治安部隊に射殺され、抗議デモに発展した。その翌日には別の男性が抗議デモ中に射殺されている。

アフガンの昨年のアヘン生産量はタリバンの厳しい取り締まりにより22年比で95%減。内戦で荒廃するミャンマーがアフガンを超えて世界最大のアヘン生産国になった

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