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▽米軍は3月15日に親イラン武装組織フーシ派への攻撃を開始して以来、サヌアや紅海に面する港湾都市ホデイダなどを複数回空爆。フーシ派はこれまでに50人以上が死亡したと報告している。
2025年3月15日/イエメン、首都サヌア、米軍の空爆(AP通信)

イエメンの首都サヌアで28日深夜から29日未明にかけて大きな爆発があり、少なくとも1人が死亡した。現地メディアが29日に報じた。

米中央軍(CENTCOM)はコメントを出していない。

AP通信によると、サヌアとその周辺地域で大きな爆発が何度も確認されたという。

米軍は3月15日に親イラン武装組織フーシ派への攻撃を開始して以来、サヌアや紅海に面する港湾都市ホデイダなどを複数回空爆。フーシ派はこれまでに50人以上が死亡したと報告している。

CENTCOMは28日未明にもサヌアなどを空爆したとみられる。

国営メディアは29日、サヌアや北部サーダ州など、複数の地域が空爆を受け、少なくとも1人が死亡、4人が負傷したと報じた。

APによると、イエメン沖に展開している米空母はステルス戦略爆撃機B2の受け入れ準備を進めているみられる。

フーシ派は今月、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ(Donald Trump)米大統領はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。

イエメンの大部分を支配するフーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

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