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イスラエル首相「ハマス指導部を排除すればガザ紛争終わる」

イスラエル軍は9日、ガザ紛争の仲介に当たるカタールを空爆。ドーハにいたハマスのメンバー5人を殺害した。
イスラエルのネタニヤフ首相(Getty Images/AFP通信)

イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は13日、カタールにいるイスラム組織ハマスの指導部を排除することで、全人質の解放とガザ紛争終結に向けた主要な障害を取り除くことができると主張した。

イスラエル軍は9日、ガザ紛争の仲介に当たるカタールを空爆。ドーハにいたハマスのメンバー5人を殺害した。

ハマスは亡命中のガザ地区副指導者ハリル・アルハヤ(Khalil al-Hayya)氏の息子を含む5人のメンバーが攻撃で死亡したことを確認したが、アルハヤ氏と交渉団は生存したと報告している。

カタールの治安部隊員1人も死亡した。

ネタニヤフ氏はX(旧ツイッター)への投稿で「カタールに潜伏するハマスのテロリスト指導者たちはガザの民衆を顧みない。戦争を延々と引き延ばすため、あらゆる停戦試みを妨害してきた」と非難した。

ハマスはドーハ襲撃を「停戦交渉を妨害するイスラエルの企て」と非難。紛争終結に向けた条件を変更することはないと表明している。

イスラエルはハマスに対し、ガザで拘束されている残りの人質全員の解放と武装解除を要求。ハマスは紛争を終結させる合意なしに人質を解放するつもりはなく、パレスチナ人が独立国家を得るまで武器を放棄しないと主張している。

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