▽シリアは深刻な電力不足に悩まされており、停電が常態化。電気はほとんどの地域で1日に2、3時間しか利用できない。
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シリアで4月1日夜、大規模な停電が発生した。電力省が明らかにした。
それによると、基幹送電線で障害が発生し、その影響で複数の送電線が停止したという。
電力省の報道官はロイター通信の取材に対し、「電力会社の技術チームが復旧作業に当たっている」と語った。
シリアは深刻な電力不足に悩まされており、停電が常態化。電気はほとんどの地域で1日に2、3時間しか利用できない。
シリアは以前、発電用の石油の大部分をイランから輸入していたが、昨年12月にアサド政権が崩壊して以来、供給が途絶えている。
暫定政府を率いるシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領はヨルダンからの電力供給など、早急に対策を講じると約束している。
シリアは電力設備を強化するため、トルコとカタールから電気を蓄電して海上輸送する電気運搬船を2隻受け取る予定だ。