▽イスラエルでフーシ派の攻撃による空襲警報が鳴ったのはこの1週間で4度目。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が25日未明、イスラエルに向けてミサイルを発射し、中部全域で空襲警報が鳴った。
イスラエル軍は声明で、「防空部隊が領内に入る前にミサイルを撃墜した」と発表。地元警察によると、ミサイルの破片がいくつかの町に落下したという。負傷者の情報はない。
イスラエルでフーシ派の攻撃による空襲警報が鳴ったのはこの1週間で4度目。21日の攻撃では防空システムをすり抜けたミサイルがテルアビブ市内の公園に着弾し、16人が軽傷を負った。
イスラエル空軍は先週初め、フーシ派が支配する首都サヌアと港湾都市ホデイダを空爆し、9人が死亡した。
フーシ派はこの数カ月、イスラエルに何度もミサイル攻撃を仕掛けている。21日の攻撃には極超音速ミサイルを使ったと主張しているが詳細は不明だ。
イスラエルは24日、国連安全保障理事会に緊急会合を要請し、フーシ派の攻撃と、これに武器を提供しているイランおよびその同盟組織を非難した。