◎犯行声明を出した組織は確認されていない。
2021年5月17日/インド、ムンバイのアラビア海沿岸(AP通信/Rafiq Maqbool)

アラビア海のインド沖でイスラエルと関係のある商船がドローン攻撃を受けた。現地メディアが23日に報じた。

それによると、この貨物船はリベリア船籍で、化学製品を積み、インドの港に向かっていたという。

ドローン攻撃で船体の一部が損傷したものの、負傷者は出なかったと伝えられている。

AP通信はインド海軍関係者の話しとして、「貨物船は南西沖約200キロでドローン攻撃を受けたようだ」と伝えている。

この船とイスラエルの関係の詳細は明らかにされていない。

船の運航会社によると、ドローンは船尾に直撃し、火災を引き起こしたものの、負傷者は出ず、まもなく鎮火したという。

同社は声明で、「最後に寄港したのはサウジアラビアで、当時はインドに向かっていた」と述べている。

インド海軍は同社からの支援要請を受けて出動した。

イスラエルとガザ地区のハマスによる戦争が始まって以来、世界の主要な海運会社は紅海でテロのリスクが高まっているとして、この海域での航行を停止。アフリカ南端の喜望峰を回る、より長くコストのかかる航路をとっている。

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