◎大使館の警備にあたる警察官らが消火し、消防に通報。報道によると、男は命にかかわる重傷を負い、病院に搬送された。
米ワシントンD.C.のイスラエル大使館前で男が自分の身体に火をつけた。現地メディアが25日に報じた。
それによると、事件は大使館前で現地時間13時頃に発生した。
大使館の警備にあたる警察官らが消火し、消防に通報。報道によると、男は命にかかわる重傷を負い、病院に搬送されたという。
その後、現場近くで不審な車が見つかり、爆発物処理班が緊急出動した。
DC警察が現場を封鎖し、シークレットサービスやその他関係当局と捜査に当たっている。
イスラエル外務省は声明で、「大使館職員は知らない男が服に火をつけたと説明している」と明らかにした。
警察によると、不審車両を確認した結果、危険物は発見されなかったという。
ニューヨーク・タイムズ紙はイスラエル大使館関係者の話しとして、「この事件で負傷した大使館職員はいない」と報じている。
在米国・イスラエル公館前で焼身自殺未遂が起きたのは今回が初めてではない。
昨年12月にはジョージア州のイスラエル領事館前で男が身体に火をつけた。
警察によると、この男はガソリンを使用。パレスチナの国旗を持っていたという。