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▽売上高は4360億ドル(約65兆2700億円)、23年は4408億ドルであった。
サウジアラビア、国営石油会社サウジアラムコの製油所(Getty Images)

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが5日、2024年の決算を公表した。

首都リヤドの証券取引所に提出された資料によると、24年の純利益は1062億ドル5000万ドル(約15兆9000億円)、23年比12%減となった。

売上高は4360億ドル(約65兆2700億円)、23年は4408億ドルであった。

エネルギー価格の低下が利絵を押し下げた。

アラムコは資料の中で、「減益の主な要因は売上高および売上に関連するその他利益の減少、営業コストの増加、金融およびその他利益の減少である」と述べている。

アラムコの株価は4日、1株7ドル強で取引された。昨年の最高値は8.71ドルである。

原油価格は中東情勢の緊張がやや後退し、中国経済が減速していることなどから、この数カ月低迷している。北海ブレント先物は4日、1バレル70ドル前後で取引された。

アラムコの時価総額は1兆7400億ドルで米アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、グーグルを傘下に持つアルファベットに次いで世界で6番目となっている。

サウジ王室は債務が膨らむ中、紅海に面した西部の砂漠地帯にネオムと呼ばれる巨大都市を建設中。工事の規模は5000億ドルと推定されている。

また王室は2034年のFIFAワールドカップ開催までに数百億ドル相当のスタジアムやインフラを建設する必要がある。

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