スポンサーリンク
▽首都ベイルートを含む全国各地で市長選と市議会選が行われ、数十万人が投票した。
2025年5月4日/レバノン、首都ベイルートの地方議会選投票所(AP通信)

レバノンで4日、10年ぶりの地方選挙が行われた。

現地メディアによると、首都ベイルートを含む全国各地で市長選と市議会選が行われ、数十万人が投票したという。

イスラエルとの戦争で大打撃を受けた親イラン組織ヒズボラは今も地方で大きな影響力を維持しているとみられる。

ヒズボラ派の政党はベイルートの市議選と市長選で最多票を獲得すると予想されている。

投票所の外には各党の旗が掲げられ、ヒズボラの構成員とみられる男たちが有権者に支持を呼びかけていた。

イスラエルとヒズボラによる停戦協定は24年11月末に発効した。

イスラエル軍は協定発効後もベイルートや南部を定期的に攻撃。そのほとんどがヒズボラの戦闘員やその関連施設に対するものである。

イスラエルとヒズボラは停戦発効から60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が南部を管理することで合意していた。

しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。

イスラエルの空爆で被害を受けた公立学校にも投票所が開設された。資金繰りに苦しむ政府は世界銀行が110億ドル以上と見積もっている復興費用を確保するため奔走している。

地方選は数年前に実施されるはずだったが、政府が予算不足を理由に3度延期した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク