◎イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ほぼ毎日国境沿いで攻撃を交わしている。
レバノン南部国境付近でイスラエル国防軍(IDF)と親イラン民兵組織ヒズボラによる新たな戦闘が報告され、少なくとも2人が死亡した。レバノン国営通信が8日に報じた。
それによると、亡くなったのは民間人とみられる。同通信社はIDFのミサイルが国境近くのガソリンスタンドに着弾し、爆発が起きたと報じた。
ヒズボラの報道官は声明でIDFが民間人を標的にしたと非難。IDFはその後、同地域のヒズボラ拠点を空爆したと発表した。
死亡した2人の身元は明らかになっていない。
ヒズボラは8日、イスラエル北部の軍司令部に向けてファクラ2と呼ばれるロケット弾を発射したと発表した。
ロイター通信は治安筋の話しとして、「このロケット弾がイスラエルに向けて発射されたのは初めて」と伝えている。
イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ほぼ毎日国境沿いで攻撃を交わしている。ヒズボラはIDF部隊をガザから引き離そうとしている。
イスラエル政府はここ数日、ヒズボラへの非難を強め、北部国境沿いでより激しい攻撃に出る可能性があると示唆している。
ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今週初め、「レバノン国境沿いでの激しい戦闘に備えている」と述べていた。