クウェート政府、電力・水プロジェクトの入札手続き開始
クウェートは急速な人口増加、都市開発、気温上昇、一部発電所のメンテナンス遅延により深刻な電力不足に直面している。
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砂漠に囲まれた石油輸出国クウェートが同国の電力不足解消を目的とする電力・水プロジェクトの第1期工事(1.8ギガワット)の入札手続きを開始した。現地メディアが1日に報じた。
それによると、事前審査を通過した国際コンソーシアムに対し、第1期水力発電事業者プロジェクトへの入札が要請されたという。
同プロジェクトでは1日あたり約475万立方メートルの水も生産するとしている。
クウェートは急速な人口増加、都市開発、気温上昇、一部発電所のメンテナンス遅延により深刻な電力不足に直面している。
政府は昨年から一部地域で計画停電を実施せざるを得ない状況となっている。
提案書の提出を要請された3つのコンソーシアムはアブダビ国立エネルギー会社(TAQA)、サウジアラビアのACWAパワー、中国電力国際発展。その他の適格企業はカタールのネブラス・パワーと日本の住友商事である。
落札者はプロジェクト会社を設立し、クウェート政府に電力と水を販売する25年間の契約を締結する予定。