◎アブドラ2世は1999年にフセイン1世の跡を継いだ。
2022年3月15日/ドイツ、ベルリンの政府庁舎、ヨルダンのアブドラ2世(Hannibal Hanschke/Pool/AP通信)

ヨルダン王国は9日、アブドラ2世が脊椎の手術を受けるためにドイツに渡航すると発表した。

王国の報道官によると、アブドラ2世は10日に渡航し、来週フランクフルトの病院で「胸椎椎間板ヘルニア」の手術を受け、1週間ほど入院したのち帰国する予定だという。

報道官は声明の中で、「アブドラ2世は特殊作戦に従事していた時代に背骨を傷め、最近痛みが増したため、医師から手術を受けるよう勧められた」と述べている。

アブドラ2世は1999年にフセイン1世の跡を継いだ。

ヨルダンは欧米と緊密な関係を維持し、中東諸国の中でも特に安定しており、この10年間で隣国シリアの難民を数十万人受け入れた。

アブドラ2世は昨年、国の不安定化を図ったとして異母弟を自宅軟禁していることが明らかになり、王室の亀裂が初めて公になった。

その後、アブドラ2世はハムザ王子が国家の秩序を脅かしたことを認めたため解放した。

王国は先月、ハムザ王子は王室の確執で主導的な役割を果たしたことを謝罪し、アブドラ2世に許しを求めたと発表した。

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