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ヨルダン、ムスリム同胞団事件で9人に実刑判決、内乱罪

被告らは昨年4月に逮捕された十数人の同胞団メンバーの一部で、レバノンで訓練と資金提供を受け、ロケット弾やドローンを用いたヨルダン国内での攻撃を計画していたとされる。
2025年4月23日/ヨルダン、首都アンマンのムスリム同胞団事務所前(ロイター通信)

ヨルダンの軍事法廷は8日、国家転覆を企てたとされる穏健派イスラム組織「ムスリム同胞団」関連の陰謀に関与したとして、9人の被告に3年から15年の禁固刑を言い渡した。この事件を受け、当局はムスリム同胞団を非合法化した。

地元メディアによると、被告らは昨年4月に逮捕された十数人の同胞団メンバーの一部で、レバノンで訓練と資金提供を受け、ロケット弾やドローンを用いたヨルダン国内での攻撃を計画していたとされる。

検察側は同胞団メンバーがヨルダンの治安関連施設や重要施設への攻撃を計画していたと説明したが、具体的な標的は明らかにしなかった。

武器の違法製造で起訴された主犯格の2被告には懲役15年、共犯容疑で起訴された別の被告には7年の刑が科された。

被告たちは起訴内容を否認していた。

ムスリム同胞団はアラブ世界で最も古く、最も影響力のあるイスラム組織のひとつである。

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