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▽ムスリム同胞団はアラブ世界で最も古く、最も影響力のあるイスラム組織のひとつである。
ヨルダン、首都アンマン(Getty Images)

ヨルダン当局が穏健派イスラム組織「ムスリム同胞団」のメンバーとされる16人を逮捕した。国営メディアが15日に報じた。

それによると、16人はレバノンで軍事訓練を受け、資金を調達し、国内でロケットやドローンなどによるテロ攻撃を計画していたという。

ヨルダン国営放送は情報筋の話しとして、「捜査当局は2021年に監視任務を開始し、少なくとも1発のロケット弾が国内に持ち込まれたことを確認した」と伝えている。

ムスリム同胞団はアラブ世界で最も古く、最も影響力のあるイスラム組織のひとつである。

ムスリム同胞団は声明で疑惑を否定。「同団体は常に平和的な政治路線を追求しており、ヨルダン支部は数十年にわたり合法的に活動してきた」と強調した。

ヨルダンのムスリム同胞団系野党である「イスラム行動戦線(IAF)」は昨年9月の議会選で全議席の2割を獲得した。

国営放送によると、当局は一連の捜査でムスリム同胞団のものとされるドローン工場とロケット製造施設を発見・捜索したという。

当局は「ムスリム同胞団のメンバーが国家安全保障に害を及ぼし、混乱を引き起こし、王国に破壊を引き起こすテロ攻撃を画策していた」と述べている。

報道によると、ムスリム同胞団がこの事件に関与したことが確認された、憲法に基づき、政治活動を禁じられる可能性があるという。

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